1. はじめに
「なんだか、しんどいな…」
そんなふうに思う瞬間は、きっと誰にでもあるはずです。
仕事や家事、人間関係、季節の変わり目。理由は一つじゃなくて、いくつもの小さな“しんどさ”が積み重なって、ふと心が重たくなることがあります。元気を出したいのに出ない。何もしていないのに疲れる。そんな自分を責めて、さらにしんどくなる…。私自身、そんなループに何度もはまりました。
でもある日、ふとした瞬間に「ほっと」することがありました。
それは、朝、湯気の立つマグカップから立ち上るコーヒーの香りだったり、誰かのさりげない一言だったり、風にそよぐ木々の音だったり…。ほんの一瞬の出来事だけど、確かに心がふわっと軽くなる“何か”があったのです。
このブログでは、私が「しんどい」から「ほっと」に変わった瞬間、そしてそのきっかけとなった“小さな幸せ”について綴っていこうと思います。同じように毎日をがんばっている誰かの、ちょっとした支えになれたら嬉しいです。
【PR】【DMM FX】について詳しくはこちら
2. 「しんどい」の正体
「しんどい」という言葉は、とても曖昧で、でも日常に溶け込んでいます。人に「最近どう?」と聞かれて、「うーん、なんかしんどい」と答えること、ありませんか?でもその“しんどさ”がどこから来ているのか、じっくり考えたことは少ないかもしれません。
心と身体のしんどさの違い
まず大切なのは、「しんどさ」には心と身体の両方があるということ。
たとえば、風邪をひいたり、疲れが溜まっていたりする身体のしんどさは、比較的わかりやすいですよね。体がだるい、眠い、肩が重い、頭が痛い…といった具合です。
一方で厄介なのが、心のしんどさです。
やる気が出ない、人に会いたくない、なんとなく涙が出る。心の不調は目に見えない分、気づきにくく、後回しにされがち。でもこの心のしんどさこそが、日常生活にじわじわと影を落としていきます。
日常に潜むストレスの源とは?
「これがストレスです!」とハッキリわかれば対処もしやすいのですが、実際はそうではありません。たとえば、通勤電車の混雑、SNSで目にした他人の投稿、職場の人間関係、小さな予定変更。そうした「些細なこと」がじわじわと蓄積されていき、気づいたときには「もう無理」と感じるほどになってしまうのです。
気づかぬうちに溜まる「無理」のサイン
私自身、「これくらい我慢しなきゃ」「みんなも頑張ってるから」と、無理を重ねていた時期がありました。笑顔でいることが当たり前になっていて、自分のしんどさにフタをしていたのです。
でも、体調を崩したり、心が動かなくなったりしたとき、ようやく「あ、私、限界だったんだ」と気づきました。
しんどさの正体とは、「無理を重ねている自分」に気づけないこと。これが一番、怖いことかもしれません。

3. 「ほっと」に変わる瞬間とは
しんどさを抱えたままの日々の中で、突然ふわっと心が軽くなる瞬間があります。それは、大きな出来事ではなく、何気ない日常の中にひっそりと潜んでいるもの。私が実際に体験した、「しんどい」が「ほっと」に変わる瞬間をご紹介します。
「あ、救われた」と感じた小さな出来事
ある日の朝、寝起きの気分が最悪で、「もう今日はなにもしたくない」と思いながらキッチンへ向かいました。何気なく淹れたコーヒーから立ち上る香ばしい香り。その瞬間、「あ、今日も始まるんだな」と、ふと肩の力が抜けたのを覚えています。
他にも、仕事でうまくいかずに落ち込んで帰宅したある日。最寄り駅の売店で、店員さんが「今日もおつかれさまです」と笑顔で声をかけてくれたこと。何気ないひと言に、心がじんわりと温まりました。
気持ちが緩むサイン
「ほっとする」とは、緊張やプレッシャー、張り詰めた気持ちがふっとゆるむこと。
それは深呼吸をしたときや、好きな音楽が流れたとき、自分のリズムを取り戻した瞬間に訪れることが多いです。無理に元気を出そうとせず、ただそのままの自分を受け入れたとき、心の隙間に「ほっと」が入り込むのだと思います。
心がゆるむ瞬間の共通点
私が気づいた「ほっと」に共通することは、“自分に優しくしている時間”だということです。誰かのやさしさに触れたとき、自分に無理をさせない選択をしたとき、自然の中で静かに呼吸をしたとき。
共通しているのは、「私はこれでいい」と自分を肯定できる小さな瞬間なのです。

4. 私の小さな幸せリスト
「しんどい」と感じたとき、私を「ほっと」させてくれるのは、特別なご褒美や旅行ではなく、本当に些細な日常のひとコマでした。
ここでは、私が実際に「心がふわっと軽くなった」瞬間を、小さな幸せリストとしてご紹介します。
● 朝のコーヒーの香り
目覚まし代わりにキッチンでお湯を沸かし、コーヒーを淹れる。
マグカップから立ちのぼる香りが、頭のもやをゆっくりと晴らしてくれます。「よし、今日も何とかやってみよう」と思える一杯です。
● 好きな音楽に包まれる時間
イヤホンを耳に差し込んで、お気に入りの曲を再生する瞬間。
歌詞やメロディに共感したり、気分が高まったりすることで、心の重さが少しだけ軽くなります。特に、通勤中や帰り道に音楽があるだけで、見える景色も変わってきます。
● 誰かとの他愛もない会話
「今日、暑かったね」とか、「その服、かわいいね」といった一言。
気心の知れた友人や同僚との、何気ない会話に救われることがあります。「わたし、ひとりじゃないんだな」と感じられる瞬間です。
● 自然の中で深呼吸すること
散歩中に見上げた空の青さや、木々のざわめき。
自然の中で深く息を吸うと、不思議と心も静かになります。忙しさで縮こまっていた身体が、少しずつほぐれていくのがわかります。
● ほんの少しだけの自分時間
仕事が終わった後の10分、子どもを寝かしつけたあとの夜のひととき。
スマホを置いて、お茶を飲みながらぼーっとするだけの時間が、心に余白を与えてくれます。
これらの瞬間は、特別ではないけれど、私の中で確実に「ほっと」を生み出してくれる存在です。しんどさを消し去ることはできなくても、小さな幸せを積み重ねることで、気持ちは少しずつ変わっていきます。
フリマアプリ疲れに「時短」買取アプリPollet
5. 「小さな幸せ」を見つけるための習慣
小さな幸せは、意識しないと見逃してしまうもの。
けれど、「幸せを見つけよう」と決めるだけで、日常の風景は少しずつ変わっていきます。ここでは、私が実践している“幸せを見つけるための習慣”をご紹介します。
● 幸せメモをつける習慣
一日が終わったとき、ノートやスマホのメモアプリに「今日うれしかったこと」「ほっとしたこと」を一つだけ書き留める。それだけです。
たとえば、
- ランチで好きなメニューが食べられた
- エレベーターで知らない人に笑顔で挨拶された
- 洗濯物がよく乾いた
こんなささいな出来事でも、「書き留める」ことで、自分の中に“幸せの種”があることに気づけます。
● 一日一つ「心が緩んだこと」を記録する
しんどい日こそ、無理にポジティブになろうとせず、「心が少し緩んだ瞬間」を探します。
たとえば、
- 帰り道の空がきれいだった
- 靴を脱いだ瞬間に「ふう」となった
- お風呂のお湯がちょうど良かった
「しんどいけど、これだけは気持ちよかったな」と思えることを見つけることで、明日への気力が少しだけ湧いてきます。
● 意識して「自分を甘やかす」時間をつくる
日本では「がんばること」が美徳とされる場面が多いですが、自分を甘やかすことも、心の健康にはとても大切です。
- スイーツを食べる
- 布団の中でゴロゴロする
- 好きな漫画を読みふける
「何もしない自分」も、「ただ楽しいことをする自分」も、ちゃんと肯定してあげる。
そうすることで、自分自身が一番の味方になれるのです。
幸せは、追いかけるものではなく、気づくもの。
毎日の中に「ほっとできる瞬間」を増やすことで、しんどさに押しつぶされそうな日も、少しだけ楽になれる気がします。

6. おわりに
「しんどい」と感じる日は、きっと誰にでもあります。
それは、弱さではなく、“がんばっている証”でもあると思います。
このブログを通して私が伝えたかったのは、「しんどい気持ち」を否定しなくてもいいということ。そして、その中でも「ほっと」できる瞬間や、「小さな幸せ」は、確かに存在しているということです。
幸せというと、何か大きな目標を達成したり、特別な出来事が起こったりすることを思い浮かべがちです。けれど実際には、朝の光、湯気の立つお茶、お気に入りの音楽、誰かのやさしいひと言…そんな“日常の中にあるかすかな幸せ”こそが、私たちの心をじんわりと温めてくれます。
しんどさに寄り添いながら、自分をいたわること。
自分だけの「ほっと」を見つけて、大切にしていくこと。
それは、何気ない毎日を、少しずつ変えていく力になります。
あなたの今日が、少しでも「ほっと」できるものでありますように。
このノートが、誰かの心にそっと寄り添うものであれば、とても嬉しいです。