〜あなたも狙われている?ポンジスキームの罠にご注意を〜
信じていた投資で、大金が一瞬で消えた現実
金融のプロである銀行員ですら騙されてしまった投資詐欺――。
「自分は大丈夫」と思っているあなたも、もしかするとすでに狙われているかもしれません。
本記事では、現役銀行員が実際に1,253万円を失ったポンジスキーム被害の全貌を紹介しながら、
「おいしい話に騙されず自己防衛ができるようになる」ための具体的な知識を、初心者にもわかりやすく解説します。
結論 “金融の知識”だけでは、詐欺は見抜けない
いくら知識があっても、「人間の心理」を巧みに突いてくる詐欺に対しては無防備になりがちです。
特に、次のようなフレーズには要注意です。
- 「必ず儲かる」
- 「リスクゼロ」
- 「月利10%以上保証」
あなたの資産を守るために必要なのは、「疑う力」と「仕組みを見抜く目」。
それをこれから一緒に身につけていきましょう。
第1章 現役銀行員が騙された投資とは?
詐欺の中身 高利回り+自動売買+紹介制度
銀行員が関与したのは、以下のような複合型投資スキームでした。
- 不動産×AI自動売買システム×仮想通貨プロジェクト
- 月利10%、年利120%をうたう
- 「紹介制度」により報酬を得られる構造
- 参加者限定セミナーや派手なイベントで信頼性を演出
このようなスキームは、「合法風」を装いながら中身は空っぽという特徴があります。

第2章 ポンジスキームとは?初心者向けに徹底解説
定義と仕組み
ポンジスキームとは、新しい出資者から集めたお金を、古い出資者の“配当”として支払う自転車操業型の詐欺です。
つまり、実際には利益など出ていないのです。配当は単なる“後から入ってきたお金の一部”であり、いずれ破綻します。
よくある手口の特徴
- 実体のない事業内容(AI運用、海外不動産、暗号資産などが多い)
- 高利回り(年利30%以上)を保証
- 勧誘を「紹介」「限定公開」で行う
- セミナー、懇親会などで安心感を演出

第3章 なぜ騙されるのか?詐欺師が使う心理テクニック
- 「今だけ」「あなただけ」と限定感を出す
- 他人が儲けているように見せる(SNSや口コミ)
- 有名人の画像を勝手に使用して信頼感を演出
- 証拠を求めると「あとで渡す」「口頭で説明」などはぐらかす
誰でも、「損をしたくない」「成功者になりたい」という気持ちはあります。
だからこそ、“おいしい話”には十分な注意が必要なのです。

第4章 おいしい話に騙されず、自己防衛する5つのルール
- 「確実に儲かる」はウソと思え
- 収益モデルが説明できないものは避ける
- セミナー・イベントで熱気に流されない
- 紹介制度が収入源になっている時点で疑う
- 公的機関の警告リストを必ず確認
初心者にも信頼できるポンジ詐欺情報サイト(外部リンク)
- 金融庁 無登録業者一覧
https://www.fsa.go.jp/ordinary/chuui/mutouroku.html - 消費者庁 投資トラブルQ&A
https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_policy/caution/investment/ - 国民生活センター 投資詐欺の相談窓口
https://www.kokusen.go.jp/t_box/data/t_box-faq_qa2023_06.html - 警視庁 悪質商法の手口と対処法
https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/smph/kurashi/higai/jirei/akushitsu.html - 日本証券業協会 投資詐欺の見分け方
https://www.jsda.or.jp/shijyo/soudan/toushi_sagi.html

まとめ 「騙されない」より「疑える自分」になろう
ポンジスキームに限らず、詐欺は進化を続けています。
だからこそ、「正しい知識」と「冷静な判断」が自分の資産を守る最大の盾になります。
あなたがこの記事をきっかけに、
「おいしい話に騙されず自己防衛ができるようになる」ことを心から願っています。