「最近、ニュースで日経平均株価が大きく下がったって聞いたけど、株ってやっぱり怖い…?」 「株価が上がったり下がったり、値動きが激しくてよく分からない…」
そんな風に感じている方も多いのではないでしょうか?
確かに、最近の日本株市場は、1日で大きく値を上げたり、翌日には大きく下げたりと、不安定な動きが続いています。2025年4月第1週のように、短期間で株価が大きく変動すると、投資に慣れていない方は特に不安になりますよね。
でも、実は株価が下がっている局面こそ、株式投資について学び、少額から始めてみるチャンスでもあるんです。
この記事では、株価が不安定な時にこそ知っておきたい、初心者向けの株式投資の考え方と、安心して始めるためのヒントをご紹介します。これを機に、将来のための資産形成の一歩として、特に国内高配当株などを通じて、株式に理解を深めてみませんか?
サクソバンクのCFD📉 今、なぜ株価は大きく動いているの?
株価が大きく動く理由は様々ですが、国内外の経済ニュースや企業の業績、そして私たち投資家の「期待」や「不安」といった心理が複雑に影響し合っています。特に値動きが激しい時は、多くの投資家が「これからどうなるんだろう?」と迷っている状態だと言えます。
大切なのは、周りの雰囲気に流されて焦らないこと。「もっと下がるかも…」と不安になったり、「乗り遅れたくない!」と焦って飛びついたりするのは避けたいところです。
💡 不安定な時こそ「ゆっくり、少しずつ」始めよう
株価が大きく変動している時に最も避けたいのが、「底値で買おう!」と焦って一度に大きな金額を投資してしまうことです。なぜなら、「本当の底値」は誰にも予測できないからです。
そこで、初心者の方におすすめしたいのが**「時間分散」という考え方、つまり「分割買い」**です。
分割買いのポイント
- 一度に全額投資しない: 投資しようと思っている金額を、一度に使うのではなく、3~5回くらいに分けて投資します。
- タイミングをずらす: 「今すぐ買う!」のではなく、「少し買ってみて、もし株価がさらに下がったら、また少し買い足す」というように、買うタイミングをずらします。
例えば…
- まず、気になる株を3万円分買ってみる。
- その後、もし株価が10%下がったら、さらに3万円分買い足す。
- さらに株価が下がったら、また3万円分買い足す…
このように段階的に買うことで、もし株価が下がり続けても、平均購入価格を下げることができます(これを「ドルコスト平均法」に似た考え方と言います)。結果的に、株価が少し回復しただけでも利益が出やすくなる可能性があります。
サクソバンク証券のFX💹 「国内高配当株」から始めてみるのもアリ!
「どの株を買ったらいいか分からない…」という初心者の方には、**「国内高配当株」**を検討してみるのも一つの手です。
国内高配当株とは、定期的に比較的高い配当金(企業が得た利益の一部を株主に還元するもの)を出している日本企業の株のことです。
国内高配当株の魅力(初心者向け)
- 配当金がもらえる: 株価の値上がり益だけでなく、定期的な配当金収入が期待できます。銀行預金の利息よりも高い利回りが見込める場合もあります。
- 長期投資向き: 配当金をもらいながら、じっくりと長期的な視点で保有しやすい銘柄が多いと言われています。分割買いとの相性も良いでしょう。
- 企業への理解が深まる: 配当金を出す企業は、安定した収益基盤を持っていることが多いです。そうした企業の事業内容や業績を調べることで、自然と株式に理解が深まります。
もちろん、高配当株にも株価変動リスクや、業績悪化による減配(配当金が減ること)のリスクはあります。しかし、分散投資を心がけ、長期的な視点を持つことで、リスクを抑えながら資産形成を目指すことができます。
サクソバンクの米国株式⚠️ 投資を始める前に知っておきたい注意点
安心して株式投資を続けるために、以下の3つの点を心に留めておきましょう。
- 余裕資金で行う: 投資に使うお金は、毎月の生活費や近い将来使う予定のあるお金(学費や住宅資金など)ではなく、当面使う予定のない「余裕資金」の範囲で行いましょう。
- パニック売りしない: 株価が下がると不安になり、「損切りしなきゃ!」と焦って売ってしまうことがあります。しかし、分割買いでリスクを抑え、長期的な視点を持っていれば、慌てて売る必要はありません。なぜその株を買ったのか、基本に立ち返ることが大切です。
- 学び続ける姿勢: 投資は自己責任です。最初から完璧を目指す必要はありませんが、基本的な知識を身につけ、ニュースや企業の情報をチェックするなど、少しずつ学び続けることが大切です。株式に理解を深めることが、より良い投資判断に繋がります。
📚 株式投資の基本を学ぶなら(信頼できる情報源)
株式投資についてもっと知りたい、基本から学びたいという方のために、信頼できる情報源をいくつかご紹介します。
- 日本証券業協会「投資の時間」: 投資の基本的な仕組みやリスクについて、初心者にも分かりやすく解説されています。 https://www.jsda.or.jp/jikan/
- 金融庁「NISA特設ウェブサイト」: 税制優遇を受けながら投資ができるNISA制度について、詳しく解説されています。少額からの積立投資にも役立ちます。 https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/index.html
- 日本取引所グループ(JPX)「学びのサイト マネ部!」: 株式や投資信託の基本、証券会社の選び方など、幅広い情報が掲載されています。 https://www.jpx.co.jp/learning/
- 東京証券取引所「東証マネ部!」: 投資に関するコラムや解説記事が豊富で、 aktuelle Markttrends (現在の市場トレンド)や投資のヒントを得られます。 https://money-bu-jpx.com/
- 主なネット証券のウェブサイト: SBI証券や楽天証券などの大手ネット証券では、口座開設者向けに初心者向けの投資情報や学習コンテンツを提供していることが多いです。(※特定の証券会社を推奨するものではありません。ご自身で比較検討してください。)
まとめ:株価下落は学びのチャンス!焦らず、コツコツ始めよう
株価が不安定な時期は、投資を始めるのに不安を感じるかもしれません。しかし、見方を変えれば、**割安な価格で株式投資を始められる「バーゲンセールの入り口」**と捉えることもできます。
大切なのは、焦らず、慌てず、一度に大きな金額を投じないこと。
「分割買い」を活用し、リスクを抑えながら、まずは少額から始めてみましょう。特に国内高配当株などに注目し、配当金をもらいながら長期的な視点で投資を続けることで、自然と株式に理解も深まっていくはずです。
この記事が、皆さんの資産形成の第一歩を踏み出すきっかけとなれば幸いです。