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家賃の値上げは断れる?──法律のキホンから実体験ベースの値下げ交渉フローまで完全ガイド

成功事例体験談
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この記事は「家賃の値上げへの正しい向き合い方」と「家賃を下げたいときの交渉ステップ」を、初心者向けにやさしくまとめた実務ガイドです。

注意: 本記事は一般的な情報です。個別の事情(契約内容・地域・物件)で結論は変わります。大きなトラブルのときは専門家への相談もご検討ください。

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目次

  1. まず知っておきたい超基本(3ポイント)
  2. 値上げ通知が来たら:最初の72時間フロー
  3. 家賃を下げたいときの交渉手順(テンプレ付き)
  4. 根拠づくり:相場の集め方と「年額総負担」の出し方
  5. 相手別のコツ(管理会社 / 直接大家)
  6. 話がこじれたら(内容証明→民事調停の超概要)
  7. よくある質問(初心者向けQ&A)
  8. まとめ&今日からできる3ステップ

1. まず知っておきたい超基本(3ポイント)

  • 家賃の変更は「合意が原則」です。通知が来ても、理由が弱ければ一方的に決まりません。
  • 増額・減額はどちらからでも「請求」できるルールがあります(相場がズレた等のとき)。
  • 話し合い中は「今までの家賃」を期限内に払うのが基本。後で差額を精算します。

用語ミニ解説:「普通借家」=更新ありの一般的な契約/「定期借家」=更新なしの契約(契約書に明記)。「賃料改定特約」=家賃見直しのルールを書いた条項。まず契約書のここを確認しましょう。


2. 値上げ通知が来たら:最初の72時間フロー

0〜24時間:事実をメモ(スクショ保存)

  • 誰から:管理会社?大家さん本人?
  • いつから:新家賃の開始日
  • いくら:増額幅・増率
  • 理由:相場・税・物価・修繕など具体的説明の有無
  • 契約タイプ:普通借家 / 定期借家
  • 到達日:受け取った日付(精算の起点になります)

24〜48時間:契約書チェック

  • 賃料改定特約(見直しの時期・方法・上限)
  • 不増額特約(一定期間は上げない)
  • 不減額特約(普通借家では効きにくいことが多い)
  • 更新条件(更新料・時期)、共益費の扱い

48〜72時間:こちらの選択肢を決める

  1. 不同意+理由の開示依頼(今までの家賃は払い続ける)
  2. 根拠付きで増額幅の縮小を交渉
  3. 条件の振り替え(家賃据え置き+設備更新、更新料の調整、フリーレントなど)
  4. 逆に減額提案(相場乖離や不具合が根拠)

初回返信テンプレ(やさしめ)

件名:賃料改定のご連絡について(到達確認と理由開示のお願い)
〇〇不動産 〇〇様
〔物件名・部屋番号〕の〔氏名〕です。
〔送付日〕付の賃料改定のご案内を拝受しました。
内容は確認中ですが、現時点では同意いたしかねます。
つきましては、改定の具体的なご理由(相場・費用等)をご提示ください。
結論が出るまでは従前賃料〔金額〕円を期限内に支払います。
よろしくお願いいたします。

3. 家賃を下げたいときの交渉手順(テンプレ付き)

Step0:材料集め(合計60分目安)

  • あなたの部屋の情報:駅・徒歩・築年・面積・階・現行家賃
  • 近隣相場:築年±5年/徒歩±5分/面積±10%で3〜5件ピック。平米単価で比較。
  • マイナス材料:設備不具合(写真・発生日・対応履歴)/騒音・眺望悪化など
  • 長期入居・滞納ゼロなどの「優良入居者」実績

Step1:主張を1本に絞る

「相場より高い」または「設備・環境に問題」どちらを主軸にするか決め、もう一方は補助に回します。

Step2:最初の打診(電話60秒→メール1通)

電話のひと言:「賃料見直しの資料を1枚にまとめました。決裁の流れ(誰が判断)と目安を教えてください。メールで送ります。」

メール例(相場乖離ロジック)

件名:賃料見直しのご相談(相場比較資料添付)
〔物件名・部屋番号〕の〔氏名〕です。
結論:賃料を〔現行−5,000円〕へご検討ください。
根拠:同条件3件の中央値が〔〇,〇〇〇円/㎡〕、当方は〔〇,〇〇〇円/㎡〕(+〔△〕%)でした。
代替案:賃料据え置き+更新料0.5か月 でも可。
稟議用にA4一枚にまとめました。一次回答の目安をご教示ください。

Step3:A4一枚の「決め資料」を渡す

  1. 基本情報(駅・徒歩・築年・面積・現行家賃)
  2. 相場表(3〜5件の平米単価+中央値)
  3. 不具合の写真サムネ(3点まで)
  4. 入居実績(年数・滞納0)
  5. 提案A/B年額総負担の比較

Step4:提案の形(落としどころを作る)

  • A案:家賃を直接下げる(例:−3,000円)
  • B案:家賃据え置き+設備更新(エアコン等)
  • C案:フリーレント(1か月無料)
  • D案:更新料を下げる/共益費の見直し

Step5:合意したら覚書で1枚に

  • 金額・開始日・期間(恒久か期限付きか)
  • 付帯条件(設備交換の期限、フリーレント開始月)
  • 署名者の肩書(オーナー本人 or 管理会社の「賃貸人代理」)
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4. 根拠づくり:相場の集め方と「年額総負担」の出し方

相場は「条件合わせ」→中央値で見る

  • 募集サイトで 築年±5/徒歩±5分/面積±10% で検索
  • 3〜5件を平米単価で横並びに(重複掲載は除外)
  • 数字はスクショ+撮影日を残す

年額総負担(=本当のコスト)を計算

年額総負担 = (家賃+共益費)×12
            − フリーレント月数×(家賃+共益費)
            + (更新料 ÷ 更新周期年数)

この数字で「現行 vs 提案A/B」を比較すると、落としどころが見えやすくなります。

マイナス材料は「証拠化」

  • 5W1Hログ:いつ・どこで・何が・どのくらい・誰に伝えた・どう対応された
  • 写真/動画:全体→寄りの順。騒音はスマホ動画+簡易dBでもOK(参考値と明記)
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5. 相手別のコツ(管理会社 / 直接大家)

管理会社向け:数字で通す

  • A4一枚の相場表+年額総負担+提案A/B
  • 一次回答の期限(例:5営業日)をやさしく設定
  • 退去コスト(空室1か月+広告+原状回復)を示し「小幅減の方が有利」を数字で

直接大家向け:安心+月額の体感

  • 長く住みたい意思・丁寧に使うことを先に伝える
  • 「月いくら下がるか」や「据え置き+設備更新」で話す

タイミング

  • 更新の1〜2か月前に一次打診→1か月前に正式提案が基本
  • 閑散期(5〜8月)は値下げ・フリーレントが通りやすい傾向

6. 話がこじれたら(内容証明→民事調停の超概要)

  • メールで不同意を明確にしたうえで、必要なら内容証明を送る
  • 賃料の争いはまず民事調停(簡易裁判所)で話し合い → それでもダメなら訴訟
  • 持ち物:相場表、写真、やり取りのメール列、現契約書の写し など
  • その間も今までの家賃は期限内に支払う(未払い扱いを避ける)

7. よくある質問(初心者向けQ&A)

Q. 値上げ通知は断れますか?
A. はい。合意が原則です。話し合い中は「今までの家賃」を払い続ければOKです。

Q. 更新時以外に減額をお願いしてもいい?
A. 可能です。相場がズレていれば、時期を問わず将来向けに見直しを請求できます。

Q. 生活が苦しいだけで下がりますか?
A. 原則それだけでは難しいです。相場差や設備不具合など「客観的な根拠」を用意しましょう。

Q. 定期借家でも減額を求められますか?
A. 契約の特約次第です。賃料改定の条項を必ず確認してください。

Q. 受け取りを拒否されたら?
A. 法務局の「供託」で未払い扱いを避けられます。まずは従前家賃を供託するのが一般的です。


8. まとめ&今日からできる3ステップ

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3行まとめ:
① 家賃変更は合意が原則。根拠が弱い値上げは不同意でOK。
② 勝率は準備:条件合わせの相場+年額総負担+写真/ログ。
③ 着地はA/B案(金額か、据え置き+設備・更新料・フリーレント)。

今日から動ける3ステップ(最短)

  1. 契約書点検(15分):賃料改定特約/普通・定期/更新日
  2. 相場3件を収集(30分):築年±5・徒歩±5分・面積±10% → 平米単価と中央値
  3. 一次打診(15分):電話60秒→メール1通(結論→根拠→A/B提案)。期限は5営業日目安

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