記事内に広告が含まれています。

株価急騰の今こそ債券70%を検討すべき理由 バンガードの10年予測が示す逆転の配分

お金に関する知識
この記事は約7分で読めます。
スポンサーリンク

株価が上がるほど将来の期待リターンはやせやすい。一方で、いまの債券は出発利回りが高い。バンガードは2025年6月末のデータに基づくモデルで、長期のリスク調整後リターンを最大化する配分として株式30%・債券70%を提示しました。本記事はこの背景と数字、誤解されやすい点、実際の組み方、税制と通貨設計までを一気通貫でまとめた実務ガイドです。

最終更新日: 2025-08-27

目次

  1. 本記事の結論と要点
  2. バンガードの前提と数字
  3. なぜ今は債券が相対優位なのか
  4. よくある誤解と正しい読み方
  5. 反論と別視点も押さえる
  6. 実務編 債券70%の組み方テンプレ
  7. 金利シナリオ別のざっくり感度
  8. 日本居住者の税制と通貨の注意点
  9. どんな投資家に向くかを判定
  10. 実行チェックリストとテンプレ
  11. まとめと次の一歩
新NISA対応の口座開設はこちら👉各賞受賞! 話題のひふみ投信で資産形成
スポンサーリンク

1. 本記事の結論と要点

結論
今の出発点では、10年リターン見通しは債券が株式をわずかに上回る想定。株高の現在地を踏まえれば、株30%・債券70%は理にかなった起点になる。ただし万人への一律推奨ではなく、目的や期限、為替・税務で最適解は変わる。

要点

  • バンガードの10年見通しは米株3.3~5.3%、米総合債券4.0~5.0%(名目・米ドルベース)
  • モデル配分は株式30%・債券70%だが、投資家ごとの事情を考慮しない参考モデル
  • 設計で勝つ。低コスト、期限とデュレーションの整合、TIPSの保険、年1回+乖離バンドのリバランス

2. バンガードの前提と数字

  • 時変型アセットアロケーション(TVAA)の2025年7月更新は債券70%、株式30%
  • 見通しレンジは確率モデルの出力であって保証ではない
  • 表示は名目・米ドル。インフレ、税、コスト控除前である点に注意
「100年時代の資産形成を、今から始めましょう。マネーのプロのFP無料相談で未来の安心を手に。もれなくハーゲンダッツギフト券をプレゼント!」

3. なぜ今は債券が相対優位なのか

  • 株式のバリュエーションはシラーCAPEなどで高水準。平均回帰が起きると10年期待は下押しされやすい
  • 債券の長期リターンは出発利回りに強く規定される。いまはクーポンが厚く、金利低下なら価格上昇も乗る
  • 株式リスクプレミアムが圧縮され、株を多く持つインセンティブが相対的に弱い

用語ミニ解説

  • バリュエーション: PERやCAPEなど、割高・割安を測る物差し
  • 株式リスクプレミアム: 国債など安全資産に対する株の上乗せ期待リターン
  • クーポン: 債券から受け取る利息収入。長期の合計リターンの土台

4. よくある誤解と正しい読み方

誤解1 70/30は万人向けの推奨
正 参考モデルの結果。目的・耐性・税務・通貨事情を上書きして決める

誤解2 タクティカルな短期配分だ
正 10年スパンのリスク調整後リターン最適化が目的。短期売買の指示ではない

誤解3 提示レンジが手取りリターン
正 名目・米ドルの想定。インフレ、税、コストを差し引いた実質が家計の尺度

誤解4 日本居住者にそのまま当てはまる
正 円家計の為替ヘッジやNISAの取り扱いを別途検討する必要がある


5. 反論と別視点も押さえる

  • 超長期では株式優位の歴史が長い。30年目線なら株厚めも十分合理的
  • 米国偏重を避けた国際分散、バリューや小型などのスタイル分散で株式期待値を底上げする余地
  • 債券のリスクもある。タームプレミアム上昇やインフレ再燃、クレジットスプレッド拡大には注意

6. 実務編 債券70%の組み方テンプレ

前提を決める

  • 投資通貨と為替ヘッジ: 円家計は外債を原則円ヘッジ。ヘッジコストは金利差で変動
  • 投資期限: 期限はポートフォリオの実効デュレーション以上を目安
  • 最大ドローダウン許容: 年間で何パーセントまで耐えられるかを先に数字で
  • コスト: 同指数・同ヘッジ条件で最安の商品を選ぶ

モデル配分例(株30%・債券70%)

  • 株式 30%: 全世界株の低コストインデックス
  • 総合債券 35%: 投資適格・中期。ポートフォリオの土台
  • 米国国債 15%: 景気悪化時の下支え
  • TIPS 10%: 想定外インフレの保険。短中期中心
  • 短期債・キャッシュ 7%: 流動性とリバランス弾
  • 先進国外債(円ヘッジ) 3%: 通貨分散の低ボラ要素。任意枠

金利見通しに応じた微調整

  • 低下寄り: 国債のデュレーションをやや長めに
  • 高止まり・再上昇寄り: 短期債やフローティング比率を増やす、TIPSを厚めに

サブ資産のさじ加減

  • クレジットはIG中心。HYは控えめ
  • 出発利回りを重視。利回りが高いほど長期の合計リターンが安定しやすい
おまかせ運用を試すなら👉松井証券

7. 金利シナリオ別のざっくり感度

前提

  • 債券スリーブの実効デュレーション 5.5年
  • スタート利回り 4.5%
  • 合計リターンは 価格変動 + クーポン の近似

1年想定

  • 金利低下 1.0%: 債券価格約+5.5%+クーポン4.5%で債券合計約+10%
  • 金利横ばい: 債券はクーポン中心で約+4.5%
  • 金利上昇 1.0%: 債券価格約−5.5%+クーポン4.5%で債券合計約−1%
  • プロの無料セミナーで学ぶ/3分診断で配分チェック👉豪華ギフトつきマネーセミナー【アットセミナー】

ポイント

  • 高い出発利回りがクッションになり、悪い年の後はクーポンで回復しやすい
  • 株式の反応は金利の理由次第。景気減速なら株は弱く、インフレ鈍化なら株も債券もプラスになり得る

8. 日本居住者の税制と通貨の注意点

NISAの要点

  • 2024年から恒久化、保有期間は無期限
  • 年間投資枠はつみたて120万円、成長240万円、生涯非課税枠は1,800万円
  • つみたて枠は適格商品のみ。毎月分配型などは対象外

海外源泉税の落とし穴

  • NISAでは国内課税が非課税のため、外国税額控除が使えない
  • 外国籍ETFなどの配当・分配は現地で源泉され、日本側で取り戻せない場合がある

為替ヘッジの考え方

  • ヘッジコストは概ね短期金利差で決まる
  • 円家計は原則円ヘッジの外債が基礎配分に向く
  • ヘッジ方針と頻度はファクトシートで要確認

9. どんな投資家に向くかを判定

クイック自己診断
はいなら1点、いいえは0点。合計が高いほど30/70適性が高い。

  1. 10年以内に大きな支出がある
  2. 年間マイナス10%以内に抑えたい
  3. 値動きに精神的な負担を感じやすい
  4. 利息収入を重視したい
  5. 資産の増減で一喜一憂しがち
  6. 毎年3〜4%の取り崩しがある
  7. 株の割高感が気になる
  8. 低コストのインデックスで十分だ
  9. 為替や個別銘柄の固有リスクを減らしたい
  10. ルール通りにリバランスできる

判定目安

  • 7〜10点: 30/70または20/80が有力候補
  • 4〜6点: 50/50〜30/70で調整
  • 0〜3点: 60/40や株厚めも検討
NISA対応で申し込む/為替ヘッジの基礎資料を受け取る勉強👉株式投資を学ぶならファイナンシャルアカデミー

10. 実行チェックリストとテンプレ

設計

  • 目的と期日を明文化
  • 年間の最大下落許容を数値化
  • 生活通貨と為替ヘッジ方針を決定
  • 費用上限を設定

ベンチマーク

  • 銘柄名ではなく指数名で定義する
  • 株式は全世界株、債券は総合債券と国債、TIPS、短期債で土台を作る

発注と維持

  • 初期構築は比率指定と時間分散で
  • 年1回の定期リバランスと目標比率からの乖離バンドを設定
  • 分配・配当は再投資し、売却せずに比率調整を優先

テンプレート(コピペ用)
運用方針書ミニ
目的:
期日: 年 月(残 年)
取り崩し: 年 パーセント
最大下落許容: 年 マイナス パーセント
生活通貨: (外債は ヘッジ)
目標配分: 株 パーセント/債 パーセント(TIPS パーセント、短期 パーセント)
ベンチマーク:
リバランス: 年1回+乖離バンド プラスマイナス5ポイント
禁止事項: 毎月分配、高コスト、過度なハイイールド ほか

スコア7点以上の方はこちら(自分で運用)/迷ったらおまかせ運用を試す👉DMM.com証券の新規アカウント登録のお申込みはこちら

11. まとめと次の一歩

  • 10年物差しでは債券がわずかに優位という前提。株高の現在地を考えると債券厚めは合理的
  • ただし最終答案はあなたの期限と許容下落、通貨と税務で決まる
  • 次の一歩は運用方針書ミニの記入、指数でのベンチマーク定義、リバランス規律のカレンダー登録

注意事項
本記事は一般的な情報提供です。個別の投資助言や税務アドバイスではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。必要に応じて専門家へご相談ください。

タイトルとURLをコピーしました