お金の価値や生活費は時代とともに大きく変わります。1990年と現在(2025年)の経済状況や物価、賃金の違いを比較しながら、どのように私たちの生活が変化したのかを見ていきましょう。
私が社会人として一番最初にやりたいことが見つかったころから現在との比較をしてみました。
1. 物価の変化
1990年と現在では、商品やサービスの価格が大きく異なります。
- ガソリン価格:1990年は1リットル約110円でしたが、現在は160円前後まで上昇。
- 食料品:
- たまご1パック(10個入り):1990年 約180円 → 現在 約280円
- 牛乳1リットル:1990年 約150円 → 現在 約240円
- コーヒー(缶):1990年 約120円 → 現在 約160円
- 外食費:
- 牛丼並盛:1990年 約400円 → 現在 約550円
- マクドナルドのハンバーガー:1990年 約200円 → 現在 約450円
1990年と比べて、ほとんどの食料品や日用品が値上がりしていることが分かります。
2. 賃金と収入の変化
- 平均年収:1990年の日本の平均年収は約450万円、現在(2025年)は約430万円程度と、ほぼ横ばいかやや減少傾向。
- 最低賃金:1990年の全国平均は約600円でしたが、現在は1,000円を超える地域も多く、東京では1,200円以上。
一方で、物価は上昇しているのに賃金の伸びは鈍化しており、生活の厳しさを感じる人も増えています。
3. 住宅費・家賃の変化
- 東京都心のワンルーム:
- 1990年:約6万円 → 現在:約8万円
- 地方都市のワンルーム:
- 1990年:約3万円 → 現在:約5万円
バブル崩壊後、不動産価格は一時的に下落しましたが、その後のインフレや需要増加により家賃も上昇傾向にあります。
4. 税金と社会保険料
- 消費税:1990年は3%でしたが、現在は10%。
- 年金・健康保険料:負担が増加し、手取り収入が減る要因となっています。
5. 貯蓄と投資の考え方
1990年は「銀行預金が安心」とされ、定期預金の金利も5%以上ありました。しかし、現在は低金利時代となり、普通預金の金利は0.001%程度。これにより、投資に関心を持つ人が増えました。
- 1990年:貯蓄率が高く、定期預金が主流
- 2025年:NISAやiDeCoなどの投資信託、仮想通貨、株式投資が人気
6. まとめ
1990年と比べて、物価は上昇し、賃金はほぼ横ばい。税金や社会保険の負担が増え、貯蓄だけでは資産を増やしにくい時代になっています。これからの時代は、節約だけでなく投資なども視野に入れた「賢いお金の使い方」が求められています。
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