まいど! 今日もみんなの「はてな?」をスッキリさせるで!
今回のテーマは、働く人みんなに関係ある 「有給休暇」 についてや。 「有給ってよく聞くけど、イマイチ仕組みが分からへん…」 「うちの会社、有給取りにくいねんなぁ…」 そんな人も多いんちゃうかな?
この記事を読めば、有給休暇の基本的なルールから、「え、そうやったん?」ってなる豆知識までまるっと分かるで。この記事が、みんなにとって 有給休暇の本質を知るきっかけ になってくれたら嬉しいわ。ほんまは、もっと 気楽に有給を使ってほしい ねん!
そもそも有給休暇って、なんなん?ただの休みとちゃうの?
「有給休暇」って聞くと、「休んでもお給料がもらえるラッキーな日!」くらいに思ってる人もおるかもしれん。まぁ、間違いではないんやけど、もっと大事なことがあるんや。
有給休暇は、会社が「ウチは福利厚生が充実してるで!」って任意でくれるもん ちゃう ねん。これは、法律(労働基準法)でバッチリ決められた、働く人の「権利」 なんやで。
なんで権利なんか? それはな、 毎日がんばって働いてる心と体をちゃんと休めて、リフレッシュするため なんや。しっかり休んでこそ、また元気に働ける。そのための大事な制度、それが有給休暇の 本質 なんやで。
せやけど、実際は…
- 「仕事が忙しすぎて、有給どころちゃうわ…」
- 「なんかあった時のために、とりあえず貯めとこかな…」
- 「周りの目ぇが気になって、言い出しにくいねん…」
って感じで、なかなか使えてへん人も多いんちゃう?
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でもな、注意せなあかんことがあるねん。 有給休暇は、もらった日から2年経つと、時効で消えてしまう んや! 使わんかったら、勝手になくなってまう。これは、ほんまにもったいない話やで!
有給って、誰が・どれくらいもらえるん?パートやバイトは?
「ウチ、パートやから有給ないわ…」なんて思ってへん? それ、大きな勘違い かもしれへんで!
有給休暇は、次の2つの条件を満たしてたら、正社員とかパート・アルバイトとか、雇用形態に関係なく、原則みんなもらえる権利 なんや。
- 雇われた日から6ヶ月以上、継続して働いてる
- その期間の全労働日の8割以上、出勤してる
この条件さえクリアしてたら、週に1日しか働いてへん人でも、ちゃんともらえるねんで。
もらえる日数(付与日数)は、働き始めてからの期間(勤続期間)によって、こんな風に増えていくんや。
勤続期間 | もらえる有給日数 |
---|---|
6ヶ月 | 10日 |
1年6ヶ月 | 11日 |
2年6ヶ月 | 12日 |
3年6ヶ月 | 14日 |
4年6ヶ月 | 16日 |
5年6ヶ月 | 18日 |
6年6ヶ月以上 | 20日(これが上限) |
Google スプレッドシート作成
(※週の所定労働日数が4日以下、または週の所定労働時間が30時間未満の人は、上の表とは別に日数が決まってるから、気になる人は確認してみてな!)
年数を重ねるごとに、ちょっとずつ休める日が増えていくんやから、ありがたい制度やんな。
【ここでクイズや!】有給、お金で解決?!これってアリ?
ここで、ちょっとクイズタイムや!
働き者のA君、忙しすぎて有給休暇が全然消化できひんかった。 どんどん有給が消えていくのがもったいなくて、ついに会社にお願いしたんや。
👨「部長!この使われへんかった有給、もったいないんで買い取ってくださいよ~!」
それを聞いた部長、 👤「うーん、A君よう頑張ってくれとるしな…。確かに使わんまま消えるんは可哀想や。よっしゃ、特別に買い取ったろか!」
さて、この会社の対応、法律的に見てどうやろか?
A:違法や!アカン! B:合法や!問題ない!
さぁ、どっちやと思う? 答えが決まったら、下にスクロールやで👇
【答えと解説】なんで有給の「買い取り」は原則アカンのか?
正解は… 【A:違法や!アカン!】 なんや!
「えぇ?! A君のために良かれと思ってやったのに、なんでアカンねん!」 「お金もらえるんやったら、労働者にとってはええことちゃうの?」 そう思うかもしれん。でもな、ちゃんとした理由があるんやで。
思い出してみてほしい。有給休暇の一番大事な目的はなんやった? そう、 「働く人の心と体を休めて、リフレッシュしてもらうこと」 やったよな。
もし、「使わんかった有給は、お金で解決してもOK!」ってことになってしもたら、どうなるやろか?
会社によっては、こんな風に考えるかもしれへん。 👤「社員には休まんと働いてほしいなぁ。休まれたら仕事回らんし…」 👤「ちょっとくらいお金払ってでも、有給取らせんほうが会社としては助かるわ」
そうなったら、お金を払うことを理由に、社員に有給を取らせへん会社が出てきてまうかもしれん。有給を取るのが、もっともっと難しくなるかもしれん。
それじゃ、何のために有給休暇制度があるんか、意味がなくなってしまうやろ? せやから、法律では 「お金を払う代わりに、労働者の休む権利を取り上げる(買い取る)のは、基本的にアカンで!」 と決められてるんや。これが、有給休暇の 本質 を守るための大事なルールなんやな。
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【例外】ホッ…。こんな時は有給買い取りOKになるケースもあるで!
「原則アカン」ってことは、例外もあるんか? …その通り! 次のような特別なケースでは、有給休暇の買い取りが 例外的に認められてる んや。
- 退職する時に、使い切れずに残ってる有給休暇
- もう会社を辞めるんやから、その後に休むことは物理的に不可能やんな。せやから、残った分を最後に精算(買い取り)してもらうのはOKとされてるんや。
- 法律で決められた日数(付与日数)を超えて、会社が独自に多く与えている有給休暇
- 法律で定められた最低限の日数以上の、いわば「会社からのおまけ」の部分については、買い取りルールを会社が決めてもOK。
- 時効(2年)で消えてしまう直前の、未消化の有給休暇
- もうすぐ権利が消えてしまう…!というタイミングで、救済措置として買い取るのはOKとされてる。
これらのケースは、「お金に替えることで、労働者が損をするわけではない」と考えられるから、認められてるんやな。
⚠️ ただし、めっちゃ大事な注意点! ⚠️
これらの例外ケースに当てはまる場合でも、 会社に「買い取る義務」はない ねん!
つまり、「法律違反ではない」というだけであって、「会社が絶対に買い取ってくれる」わけではないんや。あくまで、会社の判断、もっと言えば「会社の善意」によるものなんやな。
やから、「退職するから全部買い取って!」って強く要求するんじゃなくて、「もし可能であれば、残った有給を買い取っていただけませんか?」みたいに、相談してみるのがええやろな。買い取ってもらえたらラッキー!くらいの気持ちでおるのがええかもしれん。
どうやって有給取ったらええの?「気楽に」申請して大丈夫なん?
「有給が権利なんは分かったけど、実際にどうやって取ったらええんやろ…」 「『忙しいからアカン!』って言われへんか心配やわ…」
大丈夫!有給休暇は、基本的には、労働者が「この日に休みたい!」って決めて、会社に申請すれば取れる もんやねん。理由は「私用のため」で十分。根掘り葉掘り聞かれる筋合いはないんやで。
もちろん、会社側にも「事業の正常な運営」を考える必要はある。たとえば、同じ部署の全員が同じ日に有給申請したら、さすがに仕事が回らんようなるかもしれん。
そういう、どーーーーしても、その日に休まれるとホンマに困る! っていう場合にだけ、会社は**「ごめんな、その日は無理やから、別の日にしてくれへん?」ってお願いできる権利(時季変更権:じきへんこうけん)** を持ってる。
でもな、この「時季変更権」は、会社がむやみやたらに使えるもんちゃう ねん。「なんとなく忙しいから」とか、「人手が足りひんのはいつものことやから」みたいな理由だけで、労働者の有給申請を拒否することはでけへんのや。
ちゃんと、代替の人員を確保する努力をしたか とか、本当にその日でなければ事業がストップしてしまうのか とか、客観的に見て「正当な理由」がないと、この権利は使えへん。
やから、必要以上に遠慮せんと、もっと気楽に有給を使ってほしい んや! 自分のための権利なんやから、計画的に、有効に使っていこな!
もし、「ウチの会社、理由もなく有給取らせてくれへん…」って困ってるんやったら、信頼できるところに相談するのも手やで。
- 年次有給休暇の基本的な仕組み(厚生労働省) https://jsite.mhlw.go.jp/aichi-roudoukyoku/var/rev0/011915.pdf
知ってた? 年5日の有給取得は会社の「義務」になったんやで!
「昔は有給なんて、あってないようなもんやった…」なんて時代もあったかもしれん。 でもな、今は違うで!
2019年4月から、法律が改正されて、新しいルールが始まってる んや。 それは、「年に10日以上の有給休暇がもらえる労働者に対しては、会社は必ず年に5日間は有給を取らせなあかん!」 というもの。
これは、働く人の「権利」であると同時に、会社にとっては 果たさなければならない「義務」 になったんや。
なんでこんなルールができたんか? それは、働きすぎを防いで、働く人がちゃんと休めるようにするため や。ワークライフバランスってやつやな。日本人は真面目で働きすぎって言われることもあるけど、しっかり休むことも仕事のうち、って考え方に変わってきてるんやで。
もし会社がこの義務を守らんかったら、どうなるか? なんと、罰則(30万円以下の罰金) が科せられる可能性もあるんや!
やから、今は会社側も、「社員にちゃんと有給取ってもらわなアカン!」って、以前よりも意識するようになってきてるはずや。
- 年5日の年次有給休暇の確実な取得(厚生労働省) https://work-holiday.mhlw.go.jp/kyuuka-sokushin/roudousya.html
会社が勝手に休みを決める?「計画的付与」ってなんやろ?
「うちの会社、お盆休みとか年末年始に、勝手に有給使われるねんけど、あれってええの?」 そんな疑問を持ってる人もおるかもしれんな。それは、「計画的付与(けいかくてきふよ)」 っていう制度かもしれん。
これは、会社と労働者の代表(労働組合とか)の間で、あらかじめ話し合って協定を結んでおけば、有給休暇のうち一部の日については、会社側が計画的に「この日はみんなで有給取って休もう!」って指定できる 仕組みなんや。
たとえば、
- 工場のラインを一斉に止める日
- お盆や年末年始にプラスして連休にする
- 会社全体の創立記念日
みたいに、みんなで一斉に休んだ方が都合がええ場合に使われることが多いな。
これ自体は、違法なことではないんや。メリットとしては、みんなで休めるから気兼ねがいらんし、大型連休が作りやすくなることもある。
ただし!注意点もあるで!
会社が指定できるのは、労働者が持ってる有給休暇のうち、「5日を超える部分」だけ なんや。 つまり、最低でも年に5日間は、労働者が「自分の好きなタイミングで自由に使える有給」として残しておかなアカン って決まってるんや。
やから、「持ってる有給、全部会社に勝手に決められてまう!」ってことはないから、そこは安心してな。
- 年次有給休暇の計画的付与制度について(厚生労働省) https://work-holiday.mhlw.go.jp/planned-granting
まとめ:有給休暇、ちゃんと知って、かしこく使ってこ!
さて、今日は有給休暇について、色々話してきたけど、大丈夫やったかな? 最後に、大事なポイントをもう一回おさらいしとこか!
- ✅ 有給休暇は、福利厚生ちゃう! 法律で定められた働く人の大事な「権利」 やで!
- ✅ その本質は、 心と体を休めてリフレッシュするため のもん。
- ✅ 有給休暇の買い取りは、原則「違法」 ! 休む権利をお金で消すのはアカン。
- ✅ 退職する時 や 時効で消える前 なら、例外的に買い取りが 「合法」 になることもある。
- ✅ でも、例外の場合でも 会社に買い取る「義務」はない から、交渉次第やで。
- ✅ 有給は、基本 いつ取るか自分で決められる 。会社の「待った(時季変更権)」はよっぽどの理由がないと使えへん。もっと 気楽に有給を使ってほしい !
- ✅ 年5日以上の有給取得は、会社の「義務」 ! 守らんかったら罰則もある。
- ✅ もらった権利は、 2年で消えてまう前 に、しっかり計画的に使おうな!
【悩み解決のヒント】使いきれへん有給、ホンマは休みたい…どうしたらええ?
「理屈は分かったけど、今の職場やと、やっぱり有給取りにくいねんな…」 「もうすぐ有給がごっそり消えてしまう…もったいないけど、どうしようもないわ…」
そんな風に悩んでる人も、きっとおるやろな。 もし、今の職場で有給をちゃんと取ることが難しかったり、休みたくても休めない状況が続いてしんどいんやったら、思い切って働く環境を変える っていうのも、一つの選択肢やで。

「転職なんて、そんな簡単に言うけど…」って思うかもしれんけど、今は昔と違って、深刻な人手不足 の時代や。特に、これから伸びていくような成長産業では、「とにかく人が欲しい!」って会社がいっぱいある。
そういう会社は、働く人を大切にせな、優秀な人材は来てくれへんし、すぐ辞めてしまう って分かってるから、
- お給料やボーナスを上げる
- 残業を減らす努力をする
- 有給休暇を取りやすい雰囲気を作る
- 福利厚生を充実させる
みたいに、労働条件や働く環境をちゃんと整えて、ええ人材を確保しようと必死 なんや。
有給休暇を取りやすいかどうかは、その会社が 社員のことをどれだけ大切に考えているか を見る、一つのバロメーターにもなるかもしれへんな。
「しんどい…」「休みたい…」って思いながら、自分の心や体を削って今の職場で我慢し続けるよりも、 お互いにちゃんとリスペクトし合えて、自分の権利も時間も大切にできる、そんな環境で働くほうが、絶対にええとワシは思うで。
働き方は、自分で選べる時代 や。 有給休暇っていう、自分に与えられた大切な権利と時間、もっと大事にして、 気楽に有給を使える毎日 を手に入れてほしいな!😊✨
もし、有給のことで困ったり、会社の対応に疑問を感じたら、一人で抱え込まずに相談できる場所もあるからな。
- 全国の労働基準監督署 総合労働相談コーナー https://www.mhlw.go.jp/general/seido/chihou/kaiketu/soudan.html
- 働き方改革 特設サイト(厚生労働省) https://hatarakikatakaikaku.mhlw.go.jp
【ワークライフバランスを充実させるヒントが見つかるかも?】
