1. はじめに
バブル景気の絶頂期から崩壊へと向かう激動の時代。私はカレーハウスCoCo壱番屋の店長・統括店長として、日々店舗運営に奔走していました。
この時期の経験は今でも私の財産です。特に労務管理や顧客満足度向上のための試行錯誤は、バブル崩壊という大きな転換期に直面したからこそ得られたものです。
2. 熱田神宮前店での基礎経験
昭和62年4月、熱田神宮前店に配属された私は、月商800万円を売り上げる店舗で、パート・アルバイト15名を管理する役割を任されました。
最初にぶつかった壁は、原材料管理と労務管理。バブル景気で人手は確保しやすかったものの、人材の入れ替わりが激しく、 安定した労働環境を整えることが課題でした。
3. 南区宝生町店での店長昇格
平成元年3月、私は南区宝生町店の店長に昇格しました。月商600万円規模の店舗で、25名のスタッフをマネジメントすることに。
バブル期特有の”贅沢な消費”が顕著で、顧客は食事に対しても高いサービスを求めていました。私はマニュアルにとらわれない接客を心がけ、スタッフ一人ひとりに裁量を与えることで、 顧客満足度の向上を図りました。
4. 統括店長として売上不振店舗の立て直し
平成2年1月、再び熱田神宮前店へ。今度は統括店長として、売上不振に苦しむ店舗の立て直しを任されました。
ここでの最大の課題は、バブル崩壊の兆しが見え始め、客足が徐々に減少していったこと。
私はまず、原材料管理を見直し、無駄を徹底的に排除。同時に、接客の差別化を図り、「また来たい」と思ってもらえる店舗づくりを進めました。
5. バブル崩壊とフードサービス業界の変化
バブル崩壊は、私たちフードサービス業界にとっても大きな試練でした。
消費者の財布の紐が一気に固くなり、外食産業は大きな打撃を受けました。
この時期、私は「利益を確保しつつも、顧客に喜ばれるサービスとは何か?」を常に考え、スタッフと共に模索し続けました。
6. まとめ
バブル景気から崩壊までのカレーハウスCoCo壱番屋での経験は、店舗運営の本質を私に教えてくれました。
売上だけでなく、スタッフの管理や顧客満足度の向上がいかに重要かを痛感した時期です。
この経験を通じて学んだことは、今後の人生にも大いに活かされています。
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